miyakecompanyの日記

会社と家族:上司と部下、親と子。 人の意見を聞き、日々成長したい

課題に向き合う:うつ病の次期社長と社長の敵になった私

 

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「社長の息子がうつ病を患い

 約4年間、会社に来なかった。

 その息子は、まもなく次期社長になる」

 

と聞くと皆さん何を感じますか?

 

社内では

「うつ病の人に社長業ができると思えない」

という意見しか出なかった。

 

私もそう思う。

 

しかし

私が率直に感じたことは、

組織として課題に向き合い

乗り切る方法を考え前に進みたい

ということだった。

 

当然、スタッフは

「これからどうしていくのか?」

と社長に聞く。

 

社長は

「あいつの体調が元に戻るまで待ちたい」

と答える。

 

スタッフから質問が続き

社長の声が少しづつ大きくなる。

 

そして、

「あいつはいい奴や。

 何であいつのことをフォローしてあげないんだ」

と社長がスタッフに言う。

 

多くのスタッフは

社長の思いを理解し退職する準備を始めた。

 

私は気づいていなかった。

 

その後、

社長に時間をつくってもらい

喫茶店や社長の自宅など会社以外でも

‟問題”に向き合う話し合いを重ねた。

 

いつしか

社長の中で私は敵となり

話し合いを避けられるようになった。

 

ある日、社長から言われた。

「妻と話し合いをした結果、

 息子を守ること以外は考えられない。」

 

私はやっと理解ができた。

 

自分がいた場所は

『会社ではなく家庭』

だったのだと。